みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

平社員イズム

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 以前、このブログでもこぼしていた、

 職場のリーダーのことだが。

https://minaru.hatenadiary.jp/entry/2022/07/17/173121

 

 ますますいろいろ見えてきて、

 わたし含め、スタッフ全体の悩みらしい。

 

 彼は上から「要注意者」として観察されながらも、

 代わりに入れる人がいない為、

 リーダーを継続している。

 

 その後様子を見ていると、

 彼はこちらの質問に、

 的を得た返答をすることがほとんどないため、

 「話が通じていない?」

 「質問の意味が理解できていない?」

 と、わたしも職場のSさんと話している。

 

 そう思うと、以前わたしが彼にした、

 かなり厳しい忠告の内容も、

 彼は理解していなかったのかもしれないとも、

思う。

 残念なことに。

 

 最近は、

 スタッフが仕事上で不明点があって

 お客様をお待たせしているので、

 相談しようとしたら、

 「僕は今、事務処理をこれだけ抱えて忙しいから対応できない」旨を、

 具体的な残務の名前と数字まであげて言われたようだけど。

 

 抱えた事務仕事は大変かもしれないけどさぁ?

 スタッフがお客様に対応して、

 今トラブってるのに?

 リーダー居る意味が無くない?

 優先順位わからないのかな?

 

 この仕事自体は楽だし、勤務体制も不満はないけど。

 リーダーが助けてくれなそうで不安。

 仕事上でトラブった時に助けてくれるはずの、

 リーダーがいるから安心して

 派遣で働けるので。

 

 彼は、いっぱいいっぱいになると、

 全体が見えない。

 「自分が怒られない様に」「自分が大変」 

 自己保身?

 そういう時は声をかけても、

 「それどころじゃないんだ!」

 と副音声が聞こえる。

 この人は、自分の身を守ることで精一杯だ。

 

 いざというとき、

 お客様のことも、わたしたちスタッフのことも、

 もっといえばクライアントすらも、

 守れない、守る意思がないこの人の下で働くのは、

 この先不安だなぁと思っている。

 

 先日スタッフ同士で愚痴りながら、

 ある人に、

 「みなるさん、かわりにリーダーやれば?」と、

 言われたけれど。

 そう言ってくれた気持ちは嬉しいけど。

 「わたしは気が小さくて、人の上に立てない。

 人のことは言っちゃうけど。

 わたしにリーダーは絶対無理。」

 と答えた。

 そこで話したスタッフは、

 皆んな仕事がわかった人達だったので、

 みんなに「あなたできそうじゃない?」と聞いてみたけど。

 やっぱり、「無理だな」「ダメ〜」と言う返事。

 

 勝手ながら。

 いい大人で派遣で働いている人の一部は、

 管理職に向かなかった人じゃないかと思う。

 ある程度の年齢で、ある程度働くと、

 一回くらいは、

 「管理職」の話も出るものだろう。

 そこに乗れなかったか、

 一度やってこりたか。

 

 わたしも、前職で、

 委員会の委員長ごときではあるけど、

 受けさせられた時があり。

 ストレスで死にそうだった。

 退職の一因もそこにあった。

 自己肯定感の低い自分は、

 周りに、指示ができない。

 複数人集まる組織であれば、

 少なからず自分の反対勢力もいたりする。

 自己肯定感が低いと、

 その中で運営を進めるのに、耐えられない。

 辞めたくなる。消えたくなる。

 

 自己肯定感が低いと、

 リーダーシップがとりにくい。

 そりゃ、そうだよね。

 「わたしなんか、わたしなんか」と自信がない人が、

 「みんな、わたしについて来て!」なんて、

 言えっこないよ。

 

 若い頃は、

 仕事に慣れて、仕事ができる様になると、

 管理職になるのかと思ったりしたけど。

 今は、わかる。

 「適性」というのがある。

 向き、不向きがあるとわかってきた。

 リーダーシップがとれる人と、とれない人がいる。

 ただ、どちらが良くて、悪いでもない。

 リーダーシップとれる人の方が

 少ない気がするから、

 貴重ではあるかもしれないけど。

 リーダーシップとれる人は、

 おそらく人の下で、

 忠実に仕事をし続けるのは苦手だろう。

 そして、世の中にはそういう人も必要だ。

 そういうのは、わたしは逆に自信がある。

 ルーチンワークが好き。

 マニュアルに沿って働くのは、安心する。

 組織の中の

 「その他大勢」として、「平社員」として、

 「一般スタッフ」としての適性はあると思う。

 

 だから、

 「万年平社員」が悪いわけじゃないのだよ。

 「平社員」がいないと、会社は成り立たないのだから。

 「平社員」のベテランとでもいうべきか。

 

 世の中は、

 大勢のスタッフも必要で。

 それをまとめるリーダーも必要で。

 それぞれ、自分の適性にあった持ち場につけることが、

 個人にも、組織にも良いことなのだろうな。

 

 小さい組織だと、

 適材が不足してしまったりするけど。

 

 看護師で働いていた時は、

 有資格者でもあるから、

 この歳になると、自分で判断したり、

 他職種や若い子に、指示する場面も出てきて、

 わたしはそれができなくて、

 常に劣等感だった。

 

 そういう意味でも、向いてなかったなと思う。

 看護師って資格だけで、

 若干、管理職テイストだよな。

 

 今、一般、その他大勢スタッフで働いていると、

 それはそれで、やりやすかったりする。

 以前工場の製造ラインで働いた時も、

 基本的に楽しかった。(眠くなったりもしたけど)

 

 だから。

 そこは、無能なわけではなくて。

 そういう適性、とも言えるのだろう。

 

 どうしても、リーダーが目立つし、

 すごい人に見えたり、花形かもしれない。

 でも、リーダーがもし、

 ミスリードしたら、

 その他大勢スタッフも、組織自体も大変なのだ。

 

 「良い」「悪い」というのではなくて。

 「違う」のだなと。

 …?もしかして、今流行りの、

 「多様性」?ですか?

 

 職場のリーダー問題は、

 ひとっつも解決はしていないのだけど。

 

 自分にリーダーシップが取れない問題は、

 なんとなく結論が出たかな。

 

 まあ、自分は、

 前職の「委員長」以来、

 「絶対に管理職にはつくもんか」というのは、

 固く固く、思っている。

 

 「平社員イズム」、万歳。