みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

わかっているけど

 母が、今日入院した。

 

 体調を、崩したわけではない。

 治療の予定通りのことだ。

 

 またしばらく母がいない。

 母が居ない日が続くと、だんだん、父の機嫌が悪くなっていく。

 ただでさえ怒りっぽい人なので、

 距離をとって生活するのはいつもどおりだ。

 

 父も、話し相手が居なくて、寂しくなるのだろう。

 

 さっきLINE通話で、入院した母と話した。

 明日からまた治療だ。

 でも、電話口は変わらなかった。

 薬は効いていて、まあまあ良好なのだ。

 

 母が家に帰ってくると、

 なんだかんだ、

 おかずを、作っておいてくれる。

 わたしは、それを食べたり、

 職場に持って行くお弁当に、詰めたりする。

 それは。

 助かるのだ。

 

 これからはじまる、母がいない生活のために、

 食糧を買いにディスカウントストアに来た。

 皮肉にも、母の病院が見える。

 今日はいろいろ疲れてしまったから、

 ガッツリ食べちゃおうかな。

 わたしが食事制限があるわけじゃないのだから。

 

 あんまり、考えないで、

 買って、帰って、

 シャワー入って、今夜は寝よう。

 

 あまり考えたくもないけど。

 もしもの時のことを考えて。

 そのうちエンディングノートみたいなものを、

 わたしも親も、

 お互いに書いておいた方がいいと思っている。

 わたしはいつ何時何があるかわからないし、

 エンディングノートは、

 自ら書いておきたいタイプなのだけど。

 

 いざ、親に、そういうことは、なかなか切り出せずにいる。

 

 今、急なことはなさそうだけれど。

 それでも、

 何があるかわからないし。

 あってからでは遅いし。

 わかるうちに聞いておかなければならないし。

 

 何かあった時、

 動くのは自分になるだろうから。

 知らないわけにはいかないのだ。

 

 いろいろな思い出の中の、

 親は若いし、

 自分も幼い。

 

 あれから、何十年も、経ったのだなぁ。

 お互い、歳をとったんだなぁ。

 

 わたしは、まだ、

 親が両方いるし、

 親は親で、お金も本人の身の周りのことも、やれているから、ラッキーなのだ。

 (よく見ると、いろいろあって、目をつぶったりしているが)

 だから、わたしも、派遣ではあるけど、

 フルの仕事をさせてもらえている。

 派遣の職場で、わたしと同世代の人も、まあまあいて、

 「親の介護が」「親の病院が」「親の入院が」

 まあまあ聞くのだ。

 あるあるなんだなぁ。

 

 親が、歳をとって、いろいろ心配になる年代なんだな。

 

 みんな、どうしてるんだろう。

 

 わたしは、何かあった時、

 うまく立ち回れる自信は、全然ない。

 

 その時は一生懸命やることしかできないけど。

 別に大した守るものもない家なのだけど。

 

 ただ、知らないことは、どうにもできない。

 

 なので。

 あとは、

 勇気を出して。

 どこかのタイミングで、

 親にもしもの時のための、

 話をしないと、いけないなぁと、思っている。

 …、多分、もう結構前から。

 

 わかっては、いるんだけどね。