母が、今日入院した。
体調を、崩したわけではない。
治療の予定通りのことだ。
またしばらく母がいない。
母が居ない日が続くと、だんだん、父の機嫌が悪くなっていく。
ただでさえ怒りっぽい人なので、
距離をとって生活するのはいつもどおりだ。
父も、話し相手が居なくて、寂しくなるのだろう。
さっきLINE通話で、入院した母と話した。
明日からまた治療だ。
でも、電話口は変わらなかった。
薬は効いていて、まあまあ良好なのだ。
母が家に帰ってくると、
なんだかんだ、
おかずを、作っておいてくれる。
わたしは、それを食べたり、
職場に持って行くお弁当に、詰めたりする。
それは。
助かるのだ。
これからはじまる、母がいない生活のために、
食糧を買いにディスカウントストアに来た。
皮肉にも、母の病院が見える。
今日はいろいろ疲れてしまったから、
ガッツリ食べちゃおうかな。
わたしが食事制限があるわけじゃないのだから。
あんまり、考えないで、
買って、帰って、
シャワー入って、今夜は寝よう。
あまり考えたくもないけど。
もしもの時のことを考えて。
そのうちエンディングノートみたいなものを、
わたしも親も、
お互いに書いておいた方がいいと思っている。
わたしはいつ何時何があるかわからないし、
自ら書いておきたいタイプなのだけど。
いざ、親に、そういうことは、なかなか切り出せずにいる。
今、急なことはなさそうだけれど。
それでも、
何があるかわからないし。
あってからでは遅いし。
わかるうちに聞いておかなければならないし。
何かあった時、
動くのは自分になるだろうから。
知らないわけにはいかないのだ。
いろいろな思い出の中の、
親は若いし、
自分も幼い。
あれから、何十年も、経ったのだなぁ。
お互い、歳をとったんだなぁ。
わたしは、まだ、
親が両方いるし、
親は親で、お金も本人の身の周りのことも、やれているから、ラッキーなのだ。
(よく見ると、いろいろあって、目をつぶったりしているが)
だから、わたしも、派遣ではあるけど、
フルの仕事をさせてもらえている。
派遣の職場で、わたしと同世代の人も、まあまあいて、
「親の介護が」「親の病院が」「親の入院が」
まあまあ聞くのだ。
あるあるなんだなぁ。
親が、歳をとって、いろいろ心配になる年代なんだな。
みんな、どうしてるんだろう。
わたしは、何かあった時、
うまく立ち回れる自信は、全然ない。
その時は一生懸命やることしかできないけど。
別に大した守るものもない家なのだけど。
ただ、知らないことは、どうにもできない。
なので。
あとは、
勇気を出して。
どこかのタイミングで、
親にもしもの時のための、
話をしないと、いけないなぁと、思っている。
…、多分、もう結構前から。
わかっては、いるんだけどね。