みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

食について。(妄想編②)

 昨日は大分重めの長文になりましたが。

 

 妄想ついでに、もうひとつ、食について、こうなったらよいのでは、というお話。

 

 必要最低限の食は、国や自治体でライフライン化してはと。

 勝手に思いついたりしました。(笑)

 

 先日の、食べられない知人の話(「厳しいと現実」5/25)や、生活習慣病のことも含めて。

 

 今は食も、すごく格差があると思う。

 

 今は美味しくてカロリーが高い、魅惑的なものがたくさん身近にある。

 あとは食べるだけの、見た目も味も完璧なものもあるし、

 海外セレブのように、

 美容食材をたくさん取り寄せている人もいるかも。

 有機の野菜や無添加のものにこだわる人もいる。

 

 逆に、世の中ちゃんと食べられてない人も沢山いると思う。

 料理のスキルや栄養の知識がなくて、食事らしい食事がとれてない人。

 子育てや仕事で忙しくて、食材を買って調理するのが困難な人。

 歳をとって食事の用意が困難な人。

 それこそ、貧困で食事が用意できない人。

 

 美味しさとかまでは保証できなくても。

 でき過ぎたり、規格外の野菜、取れすぎた魚、古い米、期限が切れそうな加工食品など、

 商品としての価値は少ないけど、まだ食べられる、フードロスになりそうな食材を使った格安な食事を、希望者に提供できるようにしたら?

 それだって、いろんな意味で

 「食うや食わず」の人達には需要があるのでは。

 ずっとお菓子だけ、ずっと加工品だけ、そもそも「ほとんど食べてない」よりは健康に良いのでは。

 

 今は自由な世の中だから、

 人気の物、売れそうな物を、飲食店も扱いたがるけど。

 明らかに店舗数が過剰じゃないかと思うものもあるし。

 ブームが去ったら、あっという間になくなるものもある。

 ハイカロリーで、味が濃いものは魅力的で、

 みんな飛びつくから、集客にはなるけど。

 食べ過ぎは、良くないし。

 今の自由主義の世の中だとコントロールは難しいだろうけど。

 ご馳走をあまり過剰に提供する世の中なら、少し制限しても良いのかなと思ったりする。

 

 ちゃんと、消費者のことを考えて、

 「健康」とか、「美味しいものを」とか、

 ポリシーを持ってやってるお店は別として、

 「儲かりそうだから」だけで、こだわりがないお店には、

 ライフラインの食事事業の方に協力していただきたい。

 

 「美味しい、贅沢なものを食べたい」欲求に、

 常に人間も社会も応えていると、

 病気も増えるのではないか。

 

 砂糖や小麦粉、油脂の多いハイカロリーなものとかは、

 脳内麻薬とかが分泌されて、

 中毒になって、必要以上に求めてしまうと、聞いたことがある。

 

 本当は、人間の体は、

 冷静になれば、

 そこまで求めていないのでは?

 

 社会が、人間の脳内麻薬の言いなりになってしまってるのでは?

 人間の欲求が主体じゃなくて、

 もっと人間が主体の世の中にした方がいいのでは。

 

 人間の文明は発展したけど、

 人間の体の進化は、そんなに急にすすまないから、

 身体自体は、食べられなかった「縄文時代」とかの体質だったりするらしい。

 当時は、安定して食べられるということがないから、

 体内のカロリーのストックとして、

 身体に脂肪をため込むインシュリンが働くのだという。

 

 食うや食わずの生活の中で、

 たまにご馳走にありつけた時は、

 この上ない幸せだったはず。

 そういう時に出る、幸せホルモンだったはずではないのだろうか。

 

 もちろん、家庭の食文化はとてもすてきなものなので、

 料理できる人や、好きな人、

 食事療法が必要だったり、 

 こだわりがある人は、

 自分で料理をし続ければ良いし。

 大変な時だけ利用してもいいし。

 

 家庭の食事という文化はもちろん残して。

 

 でも、現代は、

 食事の用意に忙殺されている人が、

 すごく多いとは思う。

 そして、ものすごく適当になってる人もすごく多い。

 核家族化も進んで、

 今は家庭で食事を用意することが

 「幸せのツール」でなくて、「家事の負担」になっている面の方が大きいような気がするのだ。

 

 本当は、食べたいもの、家族に食べさせたい物を、

 自分で用意して、振る舞って、

 「美味しい!」というコミュニケーションがある、

 ゆとりある社会がよいのだと思うけれど。

 

 今は違うと思う。そういう時じゃない気がする。

 いろいろなものに、追われ追われて。

 働いても、食べるのが、住むのが、生きていくのが大変で。

 

 「食事を用意する」家事から解放されたら、

 楽になる人が沢山いる気がするのだ。

 

 自治体中心でやると、雇用も生まれるし、

 世の中に、地域に、心身ともに健康的な人が増えていくのは、

 良いことだと思うのだけど。

 

 食べられることが保証されれば、

 生活保護のカタチも変わるかもしれないし。

 (なんていっても、法律とか知らないけど)

 

 なんて。

 賛否あると思うし、

 今日の話はわたしの中でも最近の思いつきだったりするので、

 

 昨日の話「食について。(妄想編)」ほど

 語れる話ではないのですが。

 

 ただ、

 ちょっと面白いこと思いついたかも?と、

 思ったので。