みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

減った軟骨は戻らない話〜体の使い方のこと〜

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 先日、食のことでブログに書いたのだけど。

https://minaru.hatenadiary.jp/entry/2022/06/03/214734

 今回は、少し似ているけど、

 その時書かなかった身体のことを書こうと思う。

 

 わたしは、若いうちに、学生とかに教えてあげた方がいいことに、

 食生活の他にもう一つ、

 体の使い方も教えた方がよいと思うのだ。

 

 学生の頃に「気を付け」は習ったけど。

 これは、単に行儀や礼儀、ルール的な、

 見た目の問題だと思う。

 

 人生100年とか言われてるけど、

 できるだけ長い時間、自分の骨や筋肉を使えるように、維持できる使い方を、

 教えてあげるとよいのでは、と思うのだ。

 

 姿勢を良くするのは、

 社会的な意味だけじゃなくて。

 関節や筋肉を痛めないためではないかと思う。

 

 そうすると、今言われる「社会的に行儀良く見える、いい姿勢」と、

 「筋肉がついて、関節の負担が少ない、身体機能の維持につながるいい姿勢」は

 違ってくる気がするけど。

 その辺は、今はプロがいるのでは?

 昔、「気を付け」が全国に広まった後に、

 理学療法的な研究も進んでるでしょうから、

 子供にもわかりやすくて取り入れやすい物があるのではないかなと、

 素人考えで、思ったりするのだ。

 

 何しろ、姿勢を良くするのは、

 自分の身体を、長く調子良く使うため。

 自分のためなんだと、知ってほしい。

 

 わたしは、膝が悪い。

 生まれつき、膝のお皿が大きくて、痛みやすいらしい。

 後は、基本的に、変形性的なものだ。

 つまり、老化。

 膝関節の、軟骨が減り始めているのだ。

 数年前に悪化して、

 40代で歩くのも大変になった。

 その時いろいろ調べて知ったのだ。

 『軟膏は、減ると戻らない』ということ。

 消耗品なのだ。

 手術して、人工の物に変えるか、

 今あるものを大事に使うかしか無い。

 

 早く教えて欲しかった!

 と、わたしは思った。

 知ってたら、もっと大事に使ったのに。

 看護師をしていた自分ですら、知らなかったのだ。

 おそらく、世間の皆さんの大半は知らない。

 

 その時は、関節の手術を進められるほどではなかった。

 安静と、消炎鎮痛(貼り薬や飲み薬)で、

 数ヶ月かけて炎症を治めて、

 ようやく普通に歩けるようになった。

 当時は激しく動く仕事ではないながらも、看護師で働いていたので、

 サポーターをしながら、

 ゆっくり仕事をさせてもらった。

 

 今も、できるだけ、今の軟骨を大事に使おうと気をつけている。

・体重を増やさない

・重い物を持たない

・姿勢を良くする

・脚の筋肉をつける

・歩きすぎない

・階段は気をつける(負担が大きい)

・無理せざるを得ない時、調子が悪い時はサポーターをする

・できるだけアボカドを食べる(軟骨にいいらしい)

 

 わたしはまず、日頃重いカバンを同じ側(痛めた側)で、持っていたので、

 カバンを軽くして、

 片側だけで持たないようにしたり、

 リュックにしたり。

 膝近くを締めるからか、ハイソックスの方が安定する気がするし、

 調子が良いのでハイソックスが多くなった。

 重い物を持って階段は極力上がらない。

 周りにも話して、協力してもらう。

 正座はできないし、しない。イスを使う。

 自分でわかるのだ。調子の良し悪し。

 無理するとすぐ、違和感が出る。

 

 できるだけ手術はしたくないし、

 したから全くきれいに治るわけじゃない。

 〜看護師だった自分のイメージでは、

 そんなにいいものじゃないのだ。手術って。

 動かせる範囲が狭くなったり。

 いろいろあるのだ。

 とにかく、「完治」とは違うのだ。

 自前の関節を調子よく使えるのが、

 一番いい。

 

 もちろん、うちの母のように、

 変形性膝関節症で、夜も眠れないほど痛かった人は、

 手術して、痛みがとれただけでも、

 本当に良かったとは思うし、意味はある。

 ただ、「手術すればいいや」ではないのだと言いたい。

 

 重い物を持ったり動かしたりする重労働が、

 時給がよかったりするのは、

 働く人が身を削るからだと思う。

 看護や介護の現場で腰を痛める人も多い。

 何十年も、同じ仕事ができるか?

 できないと思う。

 

 そういうところにこそ、

 力仕事を、人間の身体を助けてくれる

 科学の力に活躍してほしい。

 

 ただ、長生きしても、

 平均寿命が伸びても。

 自分で動けなければ、辛いばかり。

 「健康寿命」を叫ぶのも大事だと思うけど。

 若いうちから教えて、

 自分の身体を大事に使うことを理解してほしいし、

 

 仕事に関しても、儲けとか、利益とかより

 人間を大事に、中心に置いてくれる社会に、

 なってくれると、良いと思う。