みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

がんばれ。

 昨日母の退院の際に、わたしが迎えに行ったのだが。

 その際、栄養士さんから、母への食事指導があり、わたしも、同席した。

 

 母は食べるのが大好きで、今も食欲がある。

 入院中は病院食なのでよいが、退院すると体重が増えるのを、担当医が心配しているらしい。

 糖尿病のリスクもある。

 食事の支度をするのも母なのだが、家族と一緒に聞くようにと、わたしも同席した。

 

 うわぁ。

 やっぱりウチは、ごはんの盛りが多いよね?

 立派に育ち、よく食べたわたしが、

 育ち盛りの頃から、母の食事の作り方は、あまり変わっていないのだ。

 

 わたしはなんだか、自分が指導を受けた気分で帰ってきた。

 母はと言うと、帰りのスーパーで、「家に帰ると動くから…」と、すでにカロリーオーバーしても仕方ない言い訳をしながら、買い物をしている。

 さすがに間食とかはしないだろうけど、

 長年の食事量自体を減らすのは、慣れるまで大変だよね。

 でも、入院中はそれで慣れてるはずなのだけど…?

 

 わたしも仕事や自分の生活があるし、いちいち口を出せない。

 だし、本人の楽しみに、いちいち口を出される母も嫌だろうし。

 

 なので、母に、軽く口を挟みながら、「わたし自身」が食事指導を取り入れようかと思っている。

 ちょうど、自分が食事指導受けた気分だし…。

 わたしも軽肥満だし、昨日の話で、自分の食事量も多すぎると思ったのだ。

 母のカロリー制限はかなり厳しくて、まるで同じにはできないけど。

 

 栄養のあるものは、たくさん食べても良い気がしてたけど。

 そうでもないんだな。

 残す勇気、「小分けになってる割高なもの」を買う勇気も必要なのだ。

 納豆だって、もっと小さいのがあるよね。

 いつもカフェ・オ・レを飲むところを、久しぶりに緑茶にしてみた。

 

 自分自身もカロリーを減らせる余地があることがわかったのでよかった。

 わたしがやってれば、母もやりやすいだろう。

 楽しそうにやって、少し痩せたら、

 母も興味も持つかもしれない。

 それで、わたしも健康に美しくなれれば、なおよし。

 

 人の心を動かすのは難しい。

 いくら母という身近な人間でも、その気にさせるのは至難の業だ。

 身近な人でも、仲良い人でも。

 共感してくれると思った人が、必ず共感してくれるとも限らなかったりもする。

 「あんなにわかってくれる人だったのに?」

 と悲しくなることもある。

 まあ、しかし、自分も親しい人の意見でも、聞けなかったり、譲れないこともあるのは同様だ。

 

 人を説得するベストな方法は、わたしにはわからない。

 人によっては、何度も何度も声をかけてその気になる人もいれば、

 少しほとぼり覚めた頃に話すのがいい人もいるだろう。

 ベストなやり方というのはわからない。

 

 でも、ひとつ言えるのは、

 「説得するこちら側が、諦めないこと」ということはある。

 スラムダンク安西先生じゃないけど。(笑)

 「諦めたら、そこで試合終了だよ」

 そこから先にすすむことはないのは確かだし。

 気持ちで負けたら結果は出ない。

 〜勝ち負けではないのだけどね。

 

 あとは、こちらが確信を、持つことかな。

 「こっちの道の方が、絶対正しい!」との信念。

 

 糖尿病は、嫌だよね?

 看護師だったから余計わかる。

 食生活も不自由になるし、命に関わる、いろんなリスクもあがる。

 動脈硬化脳梗塞心筋梗塞、慢性腎不全からの透析、etc…

 さまざまな病気が悪化しやすく、治りにくい。

 神経も血管も傷んでいく。

 それ自体は痛くも痒くもないから、病識を持ちにくい。

 進行性で全身性の病気だ。

 何より、今の病気の治療が、しにくくなる。

 

 そんなわけなので、

 わたしは、

 母の食事量の改善を、

 諦めずに、応援していきたいと、

 今、思っている。

 

 〜諦めずに、行けるといいな。

 諦めないのも、エネルギーが要るから。

 諦めないのも、「愛」だよね。

 そう、思う。

 「愛」、なんですよ。

 

 元気で長生きして欲しいのですよ。