みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

HSPを活かして

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正直、

最近、些細なことで、

ちょいちょい思う。

 

自分は、多分、

平均より俗に言う「頭がいい」。

 

いろんなシーンで、

周りより理解が早いのかなとか、

覚えが早いのかなと、

思うことがある。

もしくは、わたしの理解度に、

周りが至っていないと感じることが多い。

(口にすると嫌な感じになるので、

極力出さないように気をつけるけど)

 

多分、この理解力というか思慮深さとかいうのも、

ある意味HSPの特長なのだろうけど。

 

不思議だ。

若い頃、わたしは。

周りより覚えが悪くて仕事が出来なくて、

途方にくれていた。

 

今にして。

あれは、HSPで、

アタマに情報が入る前に、

周りの「早くやれ」とか

「ちゃんとやれ」とかいう、

プレッシャーにテンパって、

あわあわして、仕事になってなかった気がする。

気持ちで負けて、アタマを使うに至らなかった。

緊張が解けて、アタマが働けば、

人並みの仕事はできた気がするけど。

緊張が解けて、その力を発揮できるまで、

人の3倍くらい時間がかかった。

「生きにくいなぁ」と思っていた。

 

「自分は無能ではないかもしれないけど、

慣れてそれを発揮するのに、

人より何倍も時間がかかる。

社会のどこに、

それを理解して待ってもらえる余裕があるだろう?

理解なんてして、もらえないよ」と

泣いていた。

 

HSPの人には、

本当にプレッシャーなんて無意味なんだなぁと、

改めて思うけど。

 

最近は、多分、

50年近く生きて、

「初めて」の場面が少なくなって来たから、

テンパることが減っているのかなと。

もちろん今もちょいちょいテンパるけど、

最近は「そのうち何とかなるんじゃないか?」と思える部分もある。

その点では、歳を重ねて経験が増えるのは

悪く無いね。

 

わたしは、一、二歳の頃に、

父にひどく怒られたそうだ。

母は、「こんな小さい子に!」と、

かばってくれたらしい。

さすがにわたしもその時のことは、覚えていない。

理由が、「目つきが悪い」だったらしい。

いわく「『見透かされる』ような目をしている」

ということらしかった。

 

素行が悪かった父は、

父をじっと見ているわたしの目が、

怖かったのかもしれない。

幼児に「そんなんで、いいの?」とでも

言われてる気分だったのか。

気持ちはわからなくも無いが、

父自身にやましいことがなければ

気にならなかったこととも思う。

 

実際ある記憶では、

父はよく怒鳴って、わたしもよく怒られたけど。

納得できないことが多かった。

「何で怒るんだろう?怒る理由がないじゃないか?」

「自分だって出来てないじゃないか?」

口に出さなかったけど、よくそう思っていた。

そして、多分わたしは、

そう思っている表情をしていただろう。

 

そして、そんなわたしは、

子供らしくなくて、可愛くなかったらしい。

 

母も、わたしはどちらかというと生意気で、

かわいくないタイプだったと、証言している。

 

確かに、あまり、

可愛がられた記憶が無い(苦笑)。

そして、多分子供ながらに、

あまり自分も「甘えないタイプ」だったのだと思う。

 

ある程度の年齢になってからは、

ワガママを言った記憶がない。

親の求める答えを、自分から言おうとしていた。

 

今にして思うと、

周りより少し理解力と共感力が高い

HSP」だったからかなと。

 

まあ、それで、

わたしは「可愛く無い子供」になり、

わたしは「愛されない」「自信が無い」子供になり

自分の価値を見出せずに、

周りの空気ばかり読んで、

「自分の言いたいこと」がわからなくなっていったのだ。

 

HSPのわたしの、

理解度が高かったり、

共感力が高かったり、

感受性が強かったりする、

長所は、かえって短所になった。

「可愛く無い」「甘えない」「生意気」

「臆病」「人見知り」「ヘタレ」

「オタク」「こだわりが強い」「融通が利かない」

「自分の世界に入ってる」「ついていけない」

 

わたしは、「普通の女の子」になれなかった。

まわりの可愛い女の子と、違うと思った。

 

若い頃は、本当に、絶望的だった。

 

今、HSPを理解して、

その特性を活かしていければと思えるのは、

本当に幸せなことだと思える。

 

わたしの特性的に、当時しょうがなかった。

社会にも親にもそういう考え方もなかったし、

仕方なかった。

 

まあ、そう思えるようになったのも、

今がそれなりにシアワセだからかな。

 

最近、仕事の環境が変わった。

 

これまでと同じ仕事だけれど、

場所が変わり、

新メンバーに変わった。

複数リーダーの1人だったわたしは、

今度はわたし1人でまとめることになった。

 

一番経験の長いわたしが、

新メンバーに、システムや対応をおしえている。

ある程度の質問には答えられる。

簡単なトラブルは解消できる。

わからなくて困っているメンバーの様子に気づいて

「大丈夫?」と聞きに行く。

「これわかりにくいよね?」と説明する。

 

仕事は忙しいと大変だけど、

業務自体は、苦痛では無い。

今のこの仕事は向いているのかなと思う。

わたしの長所の、

理解力と、記憶力と、共感力を使って、

教えてあげて、

「わかった」「助かった」と喜んでくれたら、

嬉しいのだ。

 

「みなるさん、先生みたい」と言われる。

 

自分もそうかも、と思う時もある。

 

まだ立ち上がったばかりの仕事だけど、

自分もメンバーも少しずつ慣れて来た。

 

だからやっと、ブログも書けたかなぁと思う。

 

まぁ、派遣の仕事なので、

ずっと続く仕事ではないのだけどね。