実は今回車を買い替えることになった。
自分でも即日決めることになって、
びっくりしたのだけど。
慎重なわたしは、そんなことは滅多にないのだ。
決め手ですか？
そうですね。運命を感じたというのかな。（笑）
新しい車は、欲しかったです。
でも絶対無理だと思っていたんですよ。
（https://minaru.hatenadiary.jp/entry/2022/06/27/193350）
話は、2週間ほど前に遡る。
仕事の後、移動中、信号待ちで、
後続車から追突されたのだ。
後続車がブレーキをゆるめてしまって、
「コツン」くらいの衝突なので、
お互いの車の走行に支障はなく、
お互い怪我もなかった。
相手はたまたま、有名飲食店の代表の方だった。
「逃げも隠れもしません」と。
「10:0で自分が悪い」と言ってくれたので、
後日わたしはディーラーに車を持って行き、
リアバンパーは交換と見積もりをとってもらい。
今の車が古くて走行距離もいっているので、
直すより、新しい車の頭金の足しにした方が
いいということになった。
わたしも、現金で修理代が欲しかった。
走行に支障は無いし、
素人目には、追突跡もわからないのだ。
だから車を、すぐ買うつもりはなかった。
正確には、いくらすすめられても、
物理的に購入は不可能だと思っていた。
しかし、その日は連休を控えた週末だった。
担当がわたしに
オススメの車があると言ってきた。
それは、先月末に
「9月の決算でお買い得の車がありますよ！」と、
担当が電話をくれて、
「無理」と断った車だった。
県内に一台だけ、奇跡的に残っていたそうだ。
「おそらく最安値ですね」
同じ車種の色違いが展示されていて、
見せてもらった。
内装もわたしが好きなナチュラルな色で、
座席もフルフラットになるらしい。
車で休みたいこともあるので、これはいい。
好印象ではあった。
「社内でも、連休で売り込もうと
意気込んでるんです。」と担当が言った。
車を買い替えなければならないということは、
わかっていたけど。
先立つものが無いので無理と思って。
今の車を走れるだけ走って、
動かなくなったら、
家族のポンコツ車でも、
すぐ壊れそうな安い中古車でも、
その時使える車を使うしかないと思っていた。
わたしがわらって、
「土台、わたしってローンの審査とおるんですか？
派遣社員だし、有期雇用だし。
お給料も大分下がってボーナスも無いし。」
と聞いたら、
「調べてみましょう」ということになった。
今回の修理代と、
走る状態の今の車を下取りに出した金額を、
頭金に入れると、
結構すんなりとおったらしい。
それに以前聞いて「無理！」と思った毎月の支払い額が、
意外に下がっていた。
更にいろいろ工夫すると、
なんとかなりそうになってきて。
断る理由が無くなって来たけど、
それでもわたしは決められなくて。
「一晩考えたい」と言ったのだけど。
「明日、残ってるかわかりませんよ」とのこと。
この地域に住み続ける以上は、
車が無いと何もできないし。
いずれ必要なものだし。
今回の事故といい、
決算車が残っていたことといい。
それまで無理と思った支払いに
目処がつきそうなことも。
「運命なのかな？」と、思えた。
今回は、その流れに、
乗ってみる気になったのだ。
結果、その日に決めることになって。
決めて帰って、周りを驚かせた。
なんだろう。あとからじわじわと。
まだ見ぬ、その売れ残りの白い軽の決算車が、
ずっとわたしを健気に待っていた気がするのだ。
わたしと、「縁」があったというのかな。
その車に、会ってみたい。
まだ見ぬ車に、愛着が湧いてしまったのだ。
担当も、セールストークではあろうけど。
「きっとみなるさんに買ってもらうのを、
2ヶ月前から待ってたんですね」
と、言われた。
これも、出会いなんだなぁ。
世の中不安だし、もうこんな大きな買い物は、
正直できない気がする。
今はいろいろ事務処理を進めているところで。
修理代も先日無事に入ってきた。
今車は注文しても、納車まで時間がかかるけど。
この車はもう県内に
いろいろつけた上でキープされていた車なので、
手続きが終わり次第、
わたしのところに来るらしい。
11月には乗れるんじゃないかな。
これまでの車にも大変お世話になりました。
でも、前回の買い替えほどは
「車ロス」にはなってないかな。
わたしが少し、ドライな大人になったのだろうか。
残念なことといえば。
ワンセグテレビが見られないので、
朝の憩いのTBSのラヴィットの、
川島さんにお会いできなくなることかな。
最近職場のSさんとも、
ラヴィットトークをしているので、
それは残念かもしれない。
