↑※「ヤリガイ」のイメージです
今月に入り、
チームリーダー業務が始まった。
スタッフに不明点を聞かれたら、答えるのは、
これまでもしていたことだけど。
管理する立場として、
事務処理を覚えないといけない。
わたしのパソコンスキルは、
職業訓練で資格とったくらいなので、
基本的な理屈と操作はなんとかわかるレベル。
実践のスピード感は無いし、
実際の仕事の場面では入力しかしてない。
ファイル添付の送受信は、ほとんどしてない。
勉強で出てくる例題なんかより、
実践はよっぽどややこしい上に、
正確さとスピードも求められる。
幸い、一緒にチームリーダーになったSさんは、
似たような実務経験があるので、
わたしとYさんがパソコンでつまづくと、
サッと来て教えてくれる。
上司のOさんのスピード感のある業務説明も、
唯一彼女だけついていけているようなので、
後から彼女に教わっている。
「何回聞いてもいいよー♪」と言ってくれてるので、
「Sさん、いい指導者じゃねーか」と
ありがたく思う。
とにかく、回数こなして、
慣れるしかないだろう。
下手に落ち込んでも何もいいことはない。
覚えるまでは、
やはり多少残業になる。
まぁ、最悪、翌日にぶん投げても
なんとかはなるらしいけど。
先日、クライアントから、
新しい仕事内容の、資料が送られてきた。
人間、複数枚の資料だけ見せられても、
パッと頭には入らないものだ。
それはスタッフも一緒。
まして現行の仕事をしながらなんて、無理。
その日、Sさんに、言われた。
「他のことはわたしやるから、
みなるさんは資料読み込んで、
皆んなに共有して。
それは、わたしにはできないことだから。」
Sさん曰くには、
それがわたしの特技らしい。
情報を理解すること。
（そんなにできてる自信もないが）
時間はかかったけど、
ホワイトボードに
これまでとの変更点と注意点を書き出して、
ざっと説明した。
「不明点あったら、質問して下さい」
いくつか質問もあり、
皆んなで解決した。
後でスタッフから
「ああやって説明してもらえると、助かります」
と、言われて、
ちょっと気分が良くなった。
反応が鈍いと思っていたクライアントも、
こちらで資料に間違いを見つけて質問したら、
今回はかつてない速さで修正して来た。
気持ちいいくらいだ。
「なんだよ、やればできるんじゃねぇか。」
なんて、ニヒルな二枚目キャラっぽく、
ひとりでニヤニヤしながら、ツッコむ。
報告メールも、完璧ではないけど、
ゆっくりながら、
作れるようになってきた。
よしよし。
ん？
なんだか、楽しい？
まさか、仕事が？
ちょっと残業にはなったけど。
これは、「やりがい」というやつ？ですか？
そうか、こいつか。
こいつなのか！
特に仕事に関しては、
わたしには永遠に捕まえられないと思っていた、
幻の「ヤリガイ」。
まあ、まだ始まったばかりだし、
周りもフルサポートしてくれてるからだから、
油断はできないけど。
この人生で仕事が楽しいなんて、
そうそう思ったことが無いから、
「ヤリガイ」に、すぐ逃げられそうで。
もしくはやっぱり幻な気がして。
もう少し落ち着かないと、
ホンモノの「ヤリガイ」かどうかは、
わからないよなぁ？
