※お酒が嫌いな自分の主観がかなり入っています。お酒が好きな人には、不快な内容なので、読むことをおすすめしません。
ああ、気づいてしまった。
わたし、「酔っ払っい」が、
嫌いなんだ。
好きな人でも、
「酔っ払い」になると、嫌になる。
父が酒癖悪かったからかなぁ?
だから、飲み会は、行きたくないのだ。
そういうことか。
「食事会」と思った集まりが、
「飲み会」と知ったとたん、気が重くなったのは。
仲間内で、
ちょっとした新年会をやることになり、
「みなるさん、参加できる?」と誘われた。
わたしは、普段、
あまりそういう付き合いは好きでは無い。
ただ、仲間内だし、気楽なものかと思って、
たまには顔を出そうかと、
「その日大丈夫だよ」と伝えた。
そうしたら、喜んでくれたのだけど。
主催者の友人が、
お店をどこにするかで迷いすぎて。
「自分が行きたいお店にしちゃえばいいよ」
と言われて、
その通りに予約したらしい。
悩んでくれた気持ちはありがたかったのだけどね。
それが、お酒がメインのお店。
お酒好きな彼女が、行きたかったんだろうね。
飲み放題の予約らしくて。
わたしは飲まないんだけどなぁ。
フードがつくらしいけど、
オシャレで美味しいおつまみは、
お腹いっぱいにはならなそう。
ソフトドリンクは飲めそうだけど、
それで、◯千円かぁ。
職場のエライ人も来る大きい飲み会で、
決まってしまったことなら、
飲めないのに「飲み放題料金」を払う理不尽さに、
諦めもつくけど。
わたしをよく知ってる友人のセレクトなのが、
正直がっかり…。
日頃、お弁当と水筒を持参して、
数百円単位で節約してる自分には、
ちょっと引く金額だなぁ。
わたし以外はみんな飲むらしい。
飲んでる人と、
同じテンションになれる気はしない。
「みなるさん来るんだ?楽しみ!」と
言ってる人も居たそうだけど。
何を期待されてるのだろう?
酔わせたいのかな?
「そう言われても、わたしは飲まないよ?」
と、答えた。
そうだよ。
「酔っ払い」が嫌い。
「酔っ払った自分」にも、なりたくない。
わたしは、お酒を美味しいと思ったことはない。
それに、この人生、酔っ払っている暇はない。
酔っ払っている時間がもったいない。
たくさん考えることがある。
悪いけど、結構忙しいんだ。
この人生は、シラフで生きていきたいのだ。
これまでの数少ない飲み会の記憶は、
付き合いで、参加を半強制されたパターン。
いい思い出は、無い。
グデグデに酔っ払って、
品も良識も失った同僚に、
不愉快な気持ちになった。
「酔っ払い」は、嫌い。
酔った人達は、自分とアウェイな、別の人種。
身の置き所が無かった。
「やっぱり来るんじゃ無かった」
ぐるぐる考えて、自己嫌悪。
一刻も早く帰りたかった。
そんな記憶の中のわずかな慰めは、
いくつかは用意されていた好きな料理で、
とりあえず、お腹が膨れたこと。
わたしは、食いしん坊で
繊細な美味しさがよくわからないので。
わかりやすいジャンクなものを
わかりやすく量を出せば満足する、
安っぽい味覚なのだけど。
安い居酒屋で充分だったのだけど。
今回、それすら、期待できそうにない。
下手に、オトナ女子が行く、
上品で洒落た、美味しいお酒を出すお店らしい。
ヘルシーなおつまみが少し付くのが、
すでに決まっている。
貧乏舌のわたしがそそられるモノは無さそう。
唐揚げ山盛りがあればまだ良かったのに。
楽しめそうな要素が、まるで無い。
嫌いな酔っ払いに囲まれて、
食べる物も無くて、
どうやって時間を潰せば良いのか。
その友人には、
日頃とてもお世話になっていて、
感謝しかないのだけど。
こと、今回の件に関しては、
残念でしかない。
アラフィフにもなって、
食べ物ごときで、◯千円ごときで、
食事会に機嫌が悪いなんて、
大人気ないと、自分でも思う。
でも、飲みもしない飲み放題に、
飲まない自分の、アウェイな状況に、
◯千円も出すのは、
貧乏性の自分には、
正直、とてもショックで。
顔に出さずに済む自信が無い。
大枚出しても、苦痛な事しかないという…。
それが、日頃仲良い仲間なので、
そこに理解してもらえなかった悲しさというか…。
何だろうな。
仲のいい人でも、片方が飲んだら、
置いて行かれた気分。
もう、同じ土俵で、深い話はできないと思う。
わたしから言わせると、
酒で親睦なんて、深まらないって、思う。
お互い、シラフじゃないのに、何を話すの?
「アルコール」という薬物を使って、
誰かと向き合っても、意味があるの?
何が生まれるの?
「トラブル」くらいしか思いつかないけど…?
お酒好きな人には、申し訳ないけど。
今からでも、
断れるのなら、断りたいくらいの絶望感。
でも、わたしが「行ける」って言ったから、
取ってくれた予約だから。
今更断るわけにもいかない。
比較的最近は、
自分に嘘をつかずに生きていたのに。
ここへ来て、今ごろこんなことになるかぁ。
愛想笑いをいつまで 貼れるかなぁ?
「面白く無い」のが、顔に出ないといい。
久しぶりの苦行だ。
いやいや、多分すでに
「飲み放題なんだね?」と聞いた自分の顔は、
ドン引きしてたと思うんだよな。
それでも、露骨に顔に出さずに、どう振る舞うか。
その◯千円は、
飲食代では無くて、交際費と割り切るしかない。
これまで、
「行きたくないけど行かなければならない飲み会」だったから、覚悟もしたし、
断れる時は、極力断って来た。
今回は、よく知った仲間との、
気楽な食事会のような新年会かと思ったのだけど。
思わぬ飲み会になってしまった。
それが、余計に辛いところだ。
友人は、とにかくお酒が好きなのだ。
わたしにはその点だけは、理解し難いけど。
そういう人も居る。居るんだよ。
仕方ない、仕方ない…。
もやもやするけど、仕方ない。
ああ。憂鬱だなぁ。
それでも何か意味があるのかなぁ。
友人には悪いけど、
タイミングを見て、早々に引き上げられるかなぁ?
一瞬だけ顔出せば良いかなぁ?
シラフのわたしが居ても、
どうせシラけさせるだけだって。
ぶっちゃけ居ない方が良くない?
もう、今から、
できるだけ早く帰りたい。
どうせ元なんて取れない◯千円なんだから。
ドブに捨てたって一緒だよ。
苦痛な時間を、
早く終わらせた方が、
精神衛生に、よっぽどいいと思うよ。