みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

ハッピーエンド

 メルカリで、夏物のアクセサリーが、売れた!

 

 高価なものではない。

 安物を安く出していたものだ。

 ナチュラルな、アクセサリー。

 だから、「価値」より「好み」の問題。

 気に入ってくれたから、買ってくれたのだ。

 

 そもそも、自分も気に入って買ったものだ。

 でも使いこなせず時間だけが過ぎ、

 わたし自身も身につけにくくなった。

 そのうち片付かないからと、処分リストに入れられた。

 でも、捨てるのは苦手。

 悪いことをしたような気分になるから。

 (手放せばスッキリするのだけどね)

 

 もともとわたしは手放すのが苦手。

 貧乏性でもあるけれど。

 お別れが、嫌いなのだ。

 病的なエピソードだけど。

 小学2年生の頃に、消しゴムのカスが捨てられない時期があった。

 筆箱にためこんでいたのだ。

 多分「小学二年生」なる月刊誌に、遠い外国で、ゴムの木から取った天然ゴムが、消しゴムになるまでが特集記事で載っていたのだ。

 そんな風に、はるばる日本に来た消しゴムが、わたしに使われて、焼却炉に入れられるのが、たまらなかったのだ。

 幸いにも、その後、また自然に消しゴムのカスを捨てられるようになった。

 あぶない、あぶない。

 ゴミ屋敷の住人になるところだった。

 

 昨年、お小遣い欲しさにメルカリを始めた。

 でも、価格設定がわからず、なかなか売れない。

 でも、だんだんわかってきた。

 儲けようと思ってはいけないのだ。

 これは、罪悪感少なく、モノを手放す方法なのだ。

 損しない程度の安値でよいのだ。

 そもそもわたしが出したいのは、リサイクルショップでは値段がつかないガラクタなのだ。

 わたし自身も、「安い順」で、商品検索するではないか。

 

 そもそも、金目のものではない。

 「価値」より「好み」だ。

 自分が一度は気に入ったものを、誰かが好きになってくれるのは嬉しい。

 

 この子(アクセサリー)は、これから違う使命を果たしに行くのだ。(重い重い。笑い)

 

 なんだか、嫁に出すみたいだ。

 わたしのところで数年回り道したけれど、

 気に入って使ってくれる他の人のもとへ。

 今度はわたしが、送り出してあげよう。

 値下げ交渉のメッセージを見る限りは、

 いい人みたいだよ。

 お前のこと、気に入ってくれたみたいだ。

 コメントにも、「美品ではない」と書いたのに。

 それでも、いいんだそうだ。

 お前が。

 買ってくれた、△△さんの、イメージ通りの商品であることを、願いつつ。

 幸せに、なれよ。

 

 人との出逢いも

 物との出逢いも

 縁だと思う。

 この子は、わたしの手を経て、△△さんのもとへいく運命だったのだなぁ。

 

 わたしは、△△さんのために、あの時、あの店で、

 この子を買ったのかもしれない。

 

 これはこれで、ハッピーエンドだ。

 

 なんとも言えず、清々しい。

 

 いつもにまして、丁寧に梱包して、

 小さなメッセージをつけて

 サンキューシールを貼って

 セブンのネコポスで、発送した。

 

 グットラック!

 きみに、幸あれ。

 

※追加情報

後日△△さんから、「届きました。素敵です。大事にします。」とコメントありました(T-T)