メルカリで、夏物のアクセサリーが、売れた!
高価なものではない。
安物を安く出していたものだ。
ナチュラルな、アクセサリー。
だから、「価値」より「好み」の問題。
気に入ってくれたから、買ってくれたのだ。
そもそも、自分も気に入って買ったものだ。
でも使いこなせず時間だけが過ぎ、
わたし自身も身につけにくくなった。
そのうち片付かないからと、処分リストに入れられた。
でも、捨てるのは苦手。
悪いことをしたような気分になるから。
(手放せばスッキリするのだけどね)
もともとわたしは手放すのが苦手。
貧乏性でもあるけれど。
お別れが、嫌いなのだ。
病的なエピソードだけど。
小学2年生の頃に、消しゴムのカスが捨てられない時期があった。
筆箱にためこんでいたのだ。
多分「小学二年生」なる月刊誌に、遠い外国で、ゴムの木から取った天然ゴムが、消しゴムになるまでが特集記事で載っていたのだ。
そんな風に、はるばる日本に来た消しゴムが、わたしに使われて、焼却炉に入れられるのが、たまらなかったのだ。
幸いにも、その後、また自然に消しゴムのカスを捨てられるようになった。
あぶない、あぶない。
ゴミ屋敷の住人になるところだった。
昨年、お小遣い欲しさにメルカリを始めた。
でも、価格設定がわからず、なかなか売れない。
でも、だんだんわかってきた。
儲けようと思ってはいけないのだ。
これは、罪悪感少なく、モノを手放す方法なのだ。
損しない程度の安値でよいのだ。
そもそもわたしが出したいのは、リサイクルショップでは値段がつかないガラクタなのだ。
わたし自身も、「安い順」で、商品検索するではないか。
そもそも、金目のものではない。
「価値」より「好み」だ。
自分が一度は気に入ったものを、誰かが好きになってくれるのは嬉しい。
この子(アクセサリー)は、これから違う使命を果たしに行くのだ。(重い重い。笑い)
なんだか、嫁に出すみたいだ。
わたしのところで数年回り道したけれど、
気に入って使ってくれる他の人のもとへ。
今度はわたしが、送り出してあげよう。
値下げ交渉のメッセージを見る限りは、
いい人みたいだよ。
お前のこと、気に入ってくれたみたいだ。
コメントにも、「美品ではない」と書いたのに。
それでも、いいんだそうだ。
お前が。
買ってくれた、△△さんの、イメージ通りの商品であることを、願いつつ。
幸せに、なれよ。
人との出逢いも
物との出逢いも
縁だと思う。
この子は、わたしの手を経て、△△さんのもとへいく運命だったのだなぁ。
わたしは、△△さんのために、あの時、あの店で、
この子を買ったのかもしれない。
これはこれで、ハッピーエンドだ。
なんとも言えず、清々しい。
いつもにまして、丁寧に梱包して、
小さなメッセージをつけて
サンキューシールを貼って
セブンのネコポスで、発送した。
グットラック!
きみに、幸あれ。
※追加情報
後日△△さんから、「届きました。素敵です。大事にします。」とコメントありました(T-T)