みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

まさかの急展開

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 ここ最近の短期間の内に、

 実はいろいろあったのだ。

 

 実は昨日、このわたしが、

 職場のチーム制リーダーの

 メンバーの1人として働くことに決まったのだ。

 

 職場のリーダー(Mさんとします)のことでは、

 このブログにもこれまでも書いていたが、

 ずっと皆でイライラしていた。

 彼のすぐ上の女性上司に話してみても、

 状況は変わらず。

 誰にも助けを求められなくて。

 聞いてくれる窓口も無くて。

 トラブルが起きたとしても、

 リーダーが助けてくれそうにない。

 下手をすると、この職場が長い自分達が 

 責任を負わされそうな風向きで。

 責任者不在のような、不安な中、

 日々トラブルが起きないことを願っていた。

 わたしも、いよいよ派遣の担当者に、

 他の仕事を探してもらうことを考えて始めていた。

 

 そんな中、先週、リーダーMさんが、突如欠勤した。

 そこでたまたま更に上の上司(Oさん)が

 リーダー代行として入ってくれたのだ。

 Oさんは、この職場の立ち上げ時にいた人で、

 わたしもよく知っていたけど、

 実はかなり偉い人だし、

 最近は出張続きで、とても忙しいらしくて、

 相談したくても、できないねと話していた。

 なんということでしょう。

 その人が自ら来てくれたのだ。何も知らずに。

 

 「渡りに船」のこのタイミングを

 逃す手はないと、ここぞとばかりに、

 わたしがいつも話しているSさんと、Yさんが、

 OさんにリーダーのMさんについて直訴した。

 Mさんもいないので、遠慮は無かった。

 彼女らはみんな不満があるのを知っていたので、

 2人はスタッフみんなに聞こえる大きな声で、

 あんなこと、こんなことがあって、

 みんな大変な思いをして、

 お客様にもクライアントにも

 迷惑がかかってしまうと訴えた。

 わたしも「こんなことがあった」と話して応援し

 更に他の人達も、次々声をあげた。

 

 こんなドラマみたいなこと、

 本当にあるんだなと。

 

 これを受けて、Oさんはすぐに、

 「それは大変申し訳なかった。

 自分も忙しかったとはいえ、

 自分の監督責任でもあります。」と

 謝罪してくれて。

 「皆さんの声もあるが、

 M君はこれまでに積み重なったものもあるので、

 我が社の判断としても、

 早々に彼のリーダー体勢を変えるようにしたい」

 と、すぐに動き出してくれた。

 

 わたしたちは、

 やっと話が通じる人がいたと

 ほっとした。

 

 ただ、問題は、

 次のリーダーが見つかるかだった。

 

 そして、その日の帰りに、

 わたしはOさんに声をかけられた。

 「君たち3人に、

 この職場をチーム制でまとめてもらうことはできないだろうか?」

 わたしは管理職恐怖症のような部分もあるので、

「他の2人の気持ちも聞きたい」と返事をしたら、

「わかった。時間をつくろう。」

 ということになり。

 

 ついに昨日その機会があった。

 結果、3人で、チームを組んで、

 2人ずつペアにして仕事することになった。

 Oさんは、

 「そんなに難しく考えないで欲しい。

 大事なのは、スタッフの相談役になること。

 M君がリーダーで大変そうだったのは、

 彼が真面目ゆえに、

 自分で仕事を増やしていたからだから」

 

 わたし以外の2人は、

 それぞれなんらかの管理者経験もあるからか、

 新しいチームリーダー職への不安より、

 これまでのMさんのリーダー体勢が

 変わることの方に喜んでいて。

 わたしの心配が取り越し苦労かのように、

 前向きだった。

 「大丈夫だよ。みなるさん。

 これまでと何も変わらないよ。

 今までも、Mさんに頼れないから

 わたしたちで相談してやってきたんだから」

 いつも小学生みたいに面白いことを言うSさんが、

 昨日はとても頼もしかった。

 

 わたしも責任者は重いと思ったけど、

 今回彼女らとチームなら、

 やれるかもしれないと思えたのだ。

 

 わたしたちの時給は、

 もちろん上がるようだけれど、

 3分割になるので、

 大幅アップではないかもしれない。

 でも、仕事も責任もわけあえるのなら、

 その方がわたしはありがたい。

 Oさんが言うには、

 「自分は同じ仕事をしていた時は、

 余計なことはしなかったので、

 残業はほとんどなかったよ。

 われわれもそこまで求めていないし。」

 と言っていた。

(まあ、Oさんは仕事ができる人なのだけど)

 

 そうだなー。

 この職場の仕事が、

 わたしが今まで謳歌していた、

 責任も無く、ひたすら気楽な

 「人生のボーナスタイム」ではなくなるかもしれないけど。

 信用できる仲間に会えて、

 みんなで頑張ろうと言える仕事ができるのは、

 前向きなチャレンジのチャンスかもしれないと

 思えた。

 

 早出や残業もほとんど無いようだし、

 まして、協力してやれるなら大丈夫だろうと。

 

 そうだなぁ。

 わたしは本当に恵まれているのかな、と思った。

 Oさんが最後、ちゃんとわかってくれる人だったことも。

 チーム性も、わたしが責任に苦しんでしまうこともあっての配慮だとも思う。

 そして、OさんはMさんのことも

 頭ごなしに悪く言わないし、

 冷遇もしないのが、

 逆にすごいなと思う。

 だし、そういう姿は、

 自分たちがコケた時にも、

 わたしたちのことも、

 頭ごなしに責めないだろうと、

 かえって信用もできる気がする。

 それに、

 SさんやYさんのような、

 人の気持ちがわかる

 真面目で信用できる仲間に会えたことが。

 幸運だと思う。

 これまで、仕事で出会った人で、

 尊敬できる人間性の人は少なかったから。

 短期の仕事ながら、恵まれているなと思えた。

 HSPのこのわたしが、

 建前じゃなく、卑屈にならず、正直に、

 「一緒に頑張りましょう。

 これからもよろしくお願いします」と言えるのが

 すごく貴重なことに思えた。

 彼女達の前向きな姿勢も、

 偽りの無い、正直な気持ちに見えた。

 

 HSPで、

 臆病で心配性で自信の無い自分にとって、

 苦手なことに再チャレンジするには

 格好の舞台と役者がそろっているかもしれない。

 

 とりあえず、

 何か流れ出した感じだから、

 今回、わたしも乗ってみることにした。

 

 先々週には全く考えなかった展開だ。

 まさかの展開。

 何があるかわからないものだね。

 

 とりあえず、新体制は

 来月11月からになるらしい。