みなるのブログ

ビビりアラフィフの物思う日々

おつかれ様。ありがとう。

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先日わたしが研修してあげた子達が、

今月一杯の契約らしい。

 

もう、何日もない。

 

幸いにも、みんなちゃんとした方ばかりで

早々に仕事にも、環境にも慣れて、

戦力になってくれていたところだった。

最初緊張していたよそ行きの表情も、

最近は和らいで、

それぞれの個性も見えてきたところだった。

 

保険の関係もあるかもしれないけど。

請負の、派遣の仕事の宿命か。

この事業自体の、規模を縮小する方向という、

お上の意向なので、

わたしたちに、なす術はない。

わたし個人が、どんなに残してあげたいと思っても、

どうにもなるものではない。

 

「この雰囲気、好きだったんですけどね」

「前の職場は、こんなに上の方が話しやすい方じゃなくて…」

契約が終了する彼女らが言う。

それぞれに、

名残惜しそうだし。

世間は不景気の風が厳しくて、

「次の仕事は決まったの?」なんて、

来月以降の継続が決まっている自分からは、

言えない。

 

わたしたちリーダーも業務になれたこともあり、

職場自体は、今日も穏やかに流れていて。

みんなの、いろんな思惑はよそに。

表面は、いつも通り。

 

今回、自分にとって初めての管理職になって、

初めて向き合う、ちょっと切ないお別れ。

なんだろう。

わたしが研修した子ばっかり…。

悲しいなぁ。

 

嫌われて、去られるのも、キツイけど。

「この職場、

良かったのに。

好きだったのに。

居たかったのに。」

そう言われて、お別れしなきゃならないのも、

辛い。

わたしが、その人事に関わっていなかったとしても。

なんか、悲しい。

 

そろそろ、勤務最終日を迎える子も出て来る。

 

餞別に、小さな駄菓子を送ろうかと思った。

職場の付箋を、ちょっとかわいくして、

メッセージをつけようか。

 

「お互い頑張ろう」

「寂しくなるね」

「あなたならきっと大丈夫」

どんな言葉を送っても、

慰めにもならない。

白々しくなりそう。

 

だから、結局。

「おつかれ様でした。

ありがとうございました。」

そうしようと思った。

お仕事、お疲れ様でした。

慣れるのも、大変だったでしょう。

そして、この職場に来て、働いてくれて、

ありがとうございました。

そんな、気持ちで。

 

来週は、そんなメッセージ付きのお菓子を、

本当に配らなくてはならない。

 

ちょっと、気が、重いなぁ。